SIGPAUSE

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前

sigpause - ブロックされたシグナルをアトミックに解放して割り込みを待つ  

書式

#include <signal.h>

int sigpause(int sigmask);  /* BSD (ただし「備考」を参照) */

int sigpause(int sig);      /* System V / UNIX 95 */
 

説明

この関数を使わないこと。 代わりに sigsuspend(2) を使うこと。

関数 sigpause() はシグナルを待つように設計されている。 この関数はプロセスのシグナルマスク (ブロックされたシグナルのセット) を変更し、 シグナルが到着するのを待つ。 シグナルが到着すると、シグナルマスクは元に戻される。  

返り値

sigpause() が返った場合、この関数はシグナルによって割り込まれている。 返り値は -1 で、 errno は EINTR に設定される。  

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性 値
sigpause() Thread safety MT-Safe
 

準拠

System V 版の sigpause() は POSIX.1-2001 で標準化されている。 POSIX.1-2008 でも規定されているが、ここでは廃止予定 (obsolete) 扱いとなっている。  

注意

 

歴史

この関数の古典的な BSD 版は 4.2BSD で登場した。 この関数はプロセスのシグナルマスクを sigmask に設定する。 UNIX 95 では BSD 版と互換性のない System V 版のこの関数が標準化された。 UNIX 95 版は、指定されたシグナル sig をプロセスのシグナルマスクから削除するだけである。 同じ名前で互換性のない 2 つの関数があるという不幸な事態は、 sigsuspend(2) 関数によって解消された。 この関数は (int の代わりに) sigset_t * 引数をとる。  

Linux での注意

Linux では、このルーチンは Sparc (sparc64) アーキテクチャーでのみ システムコールとなっている。

機能検査マクロ _BSD_SOURCE が定義され、 _POSIX_SOURCE, _POSIX_C_SOURCE, _XOPEN_SOURCE, _GNU_SOURCE, _SVID_SOURCE のいずれも定義されていない場合、 glibc は BSD 版を使う。 それ以外の場合には、System V 版を使用し、この場合には宣言を得るためには以下のように機能検査マクロを定義しなければならない。

*
glibc 2.26 以降: _XOPEN_SOURCE >= 500
*
glibc 2.25 以前: _XOPEN_SOURCE

glibc 2.19 以降では、 <signal.h> では System V 版だけが公開される。 BSD 版の sigpause() を使用していたアプリケーションは sigsuspend(2) を使用するように修正すべきである。  

関連項目

kill(2), sigaction(2), sigprocmask(2), sigsuspend(2), sigblock(3), sigvec(3), feature_test_macros(7)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

シグナル   System   マスク   sigpause   ブロック   signal   到着   標準化   互換性   検査   マクロ   アトミック   解放   割り込み   備考   設計   セット   返り値   用語   allbox   インターフェース   属性   Thread   safety   規定

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関連するコマンド・関数

sighold.3   sigignore.3   sigrelse.3   sigset.3   sgetmask.2   ssetmask.2
 

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