MALLOC_GET_STATE

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前

malloc_get_state, malloc_set_state - malloc 実装の状態を保存/復元する  

書式

#include <malloc.h>

void *malloc_get_state(void);

int malloc_set_state(void *state);
 

説明

注意: これらの関数は glibc バージョン 2.25 で削除された。

malloc_get_state() 関数は malloc(3) 内部のすべての管理用変数を記録する (ただし、 ヒープの実際の内容と malloc_hook(3) 関数ポインターの状態は記録されない)。 状態は malloc(3) で動的に確保されたシステム依存の opaque な (内部構造は分からない) データ構造体に記録され、 関数の結果としてそのデータ構造体へのポインターが返される (このメモリーは呼び出し元が責任をもって free(3) する必要がある)。

malloc_set_state() 関数は、 malloc(3) 内部のすべての管理用変数を state が指す opaque なデータ構造体から復元する。  

返り値

成功すると、 malloc_get_state() は新しく割り当てられたデータ構造体へのポインターを返す。 エラーの場合 (例えば、データ構造体に必要なメモリーが割り当てられなかったなど)、 malloc_get_state() は NULL を返す。

成功すると、 malloc_set_state() は 0 を返す。 実装が state が正しく作成されたデータ構造体を指していないと検出した場合、 malloc_set_state() は -1 を返す。 state が参照するデータ構造体のバージョンがこの実装が認識するバージョンよりも新しいと実装が検出した場合、 malloc_set_state() は -2 を返す。  

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性 値
malloc_get_state(), malloc_set_state() Thread safety MT-Safe

 

準拠

これらの関数は GNU による拡張である。  

注意

これらの関数が役に立つのは、 この malloc(3) の実装が共有ライブラリの一部として使用され、 ヒープの内容が何か他の方法で保存/復元される場合である。 この手法は GNU Emacs が「ダンプ」関数 ("dumping" function) を実装するのに使用されている。

これらの関数がフック関数ポインターの保存と復元を行うことはない。 ただし、 2 つ例外がある。 malloc_get_state() が呼び出された際に malloc チェック (mallopt(3) 参照) が使用中の場合、 malloc_set_state() は可能なら malloc チェックフックをリセットする。 また、 保存された状態の malloc チェックが使用中でないが、 呼び出し元が malloc チェックを要求していた場合、 フックは 0 にリセットされる。  

関連項目

malloc(3), mallopt(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

state   malloc   構造体   実装   復元   ポインター   チェック   記録   フック   内部   管理   変数   ヒープ   opaque   メモリー   成功   検出   一部   リセット   実際   hook   確保   依存   内部構造   責任

Linux マニュアル 一覧

関連するコマンド・関数

malloc_get_state.3   __after_morecore_hook.3   __free_hook.3   __malloc_hook.3   __malloc_initialize_hook.3   __memalign_hook.3
 

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