LOCKF

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2019-03-06
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名前

lockf - オープンされたファイルに対する POSIX ロックの適用・テスト・解除を行う  

書式

#include <unistd.h>

int lockf(int fd, int cmd, off_t len);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

lockf():

_XOPEN_SOURCE >= 500
    || /* Glibc 2.19 以降: */ _DEFAULT_SOURCE
    || /* glibc 2.19 以前: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
 

説明

オープンされたファイルのセクションに対して、 POSIX ロックの適用・テスト・解除をする。 ファイルは fd で指定される。 fd は書き込みのためにオープンしたファイルディスクリプターである。 アクションは cmd で指定される。 pos を現在のファイル位置とすると、 len が正の場合、セクションはバイト位置 pos..pos+len-1 となり、 len が負の場合、セクションはバイト位置 pos-len..pos-1 となる。 len が 0 の場合、セクションは現在のファイル位置から無限大までとなる (つまり現在の、あるいは変更された場合は将来の、ファイル終端位置まで)。 どの場合においても、セクションは以前のファイル終端よりも拡大されうる。

Linux では、 lockf() は単に fcntl(2) のロックへのインターフェースである。 多くの他のシステムで lockf() はこのように実装されているが、 POSIX.1 では lockf() と fcntl(2) のロックとの関係は規定されていない。 おそらく、移植性が必要なアプリケーションでは、 lockf() と fcntl(2) のロックを混ぜて呼び出すのは避けるべきであろう。

有効なオプションを以下に挙げる。

F_LOCK
ファイルの指定されたセクションに排他ロックを設定する。 そのセクション (の一部) が既にロックされていた場合、 前のロックが解除されるまで関数の呼び出しがブロックされる。 このセクションが前にロックされているセクションと重なった場合、 2 つのセクションは結合される。 ロックを保持しているプロセスが、 そのファイルのファイルディスクリプターをクローズすると、 ファイルロックは解放される。 子プロセスはロックを継承しない。
F_TLOCK
F_LOCK と同様であるが、ファイルが既にロックされている場合、 関数の呼び出しはブロックを行わずにエラーを返す。
F_ULOCK
ファイルの指定されたセクションのロックを解除する。 これによりロックされたセクションが 2 つに分割されるかもしれない。
F_TEST
次のようにロックのテストをする。 指定されたセクションがロックされていないか、 このプロセスによりロックされている場合、0 を返す。 他のプロセスがロックを保持している場合、-1 を返し、 errno を EAGAIN (いくつかの他のシステムでは EACCES) に設定する。
 

返り値

成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は -1 が返され、 errno が適切に設定される。  

エラー

EACCES か EAGAIN
ロックされたファイルに対して、 F_TLOCK または F_TEST が指定されている。 または、ファイルが他のプロセスによりメモリーマップされており、 指定された操作が禁止されている。
EBADF
fd がオープンされたファイルのディスクリプターではない。 または、 cmd が F_LOCK か F_TLOCK で、 fd が書き込み可能なファイルディスクリプターでない。
EDEADLK
コマンドが F_LOCK であり、このロック操作を行うとデッドロックが発生してしまう。
EINTR
ロックの獲得を待っている間に、ハンドラーにより捕捉されたシグナルを 受信し、 flock() が中断された。 signal(7) 参照。
EINVAL
cmd に無効な操作が指定された。
ENOLCK
非常に多くのセグメントロックが開かれ、ロックテーブルが一杯である。
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース 属性 値

 lockf()
Thread safety MT-Safe
 

準拠


 POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, SVr4.  

関連項目

fcntl(2), flock(2)

Linux カーネルソースの Documentation/filesystems ディレクトリにある locks.txt と mandatory-locking.txt (以前のカーネルでは、これらのファイルは Documentation ディレクトリ直下にあり、 mandatory-locking.txt は mandatory.txt という名前であった。)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

関連キーワード

ロック   セクション   オープン   解除   操作   lockf   適用   書き込み   バイト   終端   インターフェース   一部   ブロック   保持   カーネル   unistd   検査   マクロ   要件   macros   アクション   無限大   将来   拡大   実装

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関連するコマンド・関数

flock.2   flockfile.3   ftrylockfile.3   funlockfile.3   flock.1   charmap.5
 

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